こんにちは東計電算です!
令和8年4月より施行されている「実運送管理簿」について、改めて解説します!
🧾そもそも実運送管理簿とは何?
実運送管理簿とは、多重下請け構造の是正やドライバーの労働環境改善を目的に、貨物自動車運送事業法に基づき元請け事業者に作成が義務付けられている帳簿です。
これにより、行政や荷主が運送経路や委託関係を把握しやすくなり、適正な運賃の確保や業界の透明性向上にもつながります。作成しない場合は罰則の対象となるため、法令遵守のためにも必要となっています。
📝 記録する主な内容
項目 | 内容 |
---|---|
運行日 | 荷物を運んだ日 |
車両情報 | 使用したトラック |
ドライバー名 | 誰が運転したか |
出発地・到着地 | どこからどこへ運んだか |
積み荷の内容 | 運んだ物の詳細 |
走行距離・時間 | 実際にかかった距離と時間 |

実運送管理簿の目的は?
運送の委託関係を明確にし、適正な運賃の確保や契約・労働環境の是正を進めるためです。
具体的には貨物自動車運送事業法などの法的要件を満たす。
運送の実績を記録し、誤配送・トラブルを防止する。
運送の内容に基づき、荷主と適切な精算を行う。
元請・下請間での運送責任を明確にする・
上記を見える化し記録として残すことによって、荷主・行政が運送実態を把握しやすくなり、業界全体の透明性向上にもつながります。
実運送管理簿の作成義務がある企業は?
元請事業者(1次請け)
➡荷主(メーカー・小売業・物流会社など)から直接運送を受託した事業者、実際の運送を下請け(2次請け以降)に委託する場合、管理簿の作成が必須になります。
例荷主(メーカー・物流会社等)から直接受託した運送会社が、運送を下請け(2次請け以降)に再委託する場合等の場合実運送管理簿の作成義務が発生します。
運送管理簿の作成管理もペーパーレス化しませんか?
運送管理簿作成義務が施工されると今までの事務作業にさらに実運送管理簿作製が業務として増えるかと思います。
東計電算では、日報などの書類のペーパーレス化に加え、実運送管理簿作製の機能も現在開発しております。
事務員様の実運送管理簿作製の負担削減からドライバー様の管理まで1つのシステムで解決することが可能になります。
ご興味がございましたらぜひお気軽にご相談ください!
公式ウェブサイト: https://trustar.jp/
電話番号:0447380011